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チェ 28歳の革命、チェ 39歳別れの手紙 

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チェ 28歳の革命  ・  チェ 39歳別れの手紙

観てまいりました。
劇場内には老若男女とりどりで驚きました。しかも意外と入ってるの、人が。

本編については、ドキュメンタリータッチな作りであるところが賛否両論かと思います。
疲れている時に見たら間違いなく睡魔に見舞われる作品ですが、その全編に渡って淡々とした作りが個人的にはこの映画を評価する最大のポイントになってます。
彼は英雄なんかじゃなかった。むろん神でもなく、一人の人間だった。
 
 
「革命か、さもなくば死か。」

すごく生き急いだ人だったのだと思います。

さぞかし情熱的な御仁かという印象を勝手に抱いていたのですが、もともと医者であるだけあって、普段は冷静沈着なリアリスト。とてもカストロに別れの手紙を書いて一人新たな地に赴くタイプ・・・には見えないんですけどね。でも、この人の根底にある優しさが、ほんの少しだけ人より強い責任感の強さが、彼を生き急がせたのかもしれません。世界中で貧しいものたちが救いを求めていて、そんな迫害されているものたちに手を差し伸べてやれるのは自分しかいないと、それでも自分の限られた人生では間に合わないと、そんなふうに人生を駆け抜けてしまったように思えました。

革命というと、いいイメージ、悪いイメージが半々、しかしそれがゲリラとなってしまうと、いい印象なんて正直、殆どない私でしたが、この映画を観て考えさせられてしまいました。
ゲリラはゲリラでも、普段見聞きしているゲリラとは全く違って、キューバ革命を戦った彼らを「ゲリラ」と称することが失礼なのか、それとも「ゲリラ」という言葉に持つイメージが失礼なのか、そんなことまで考えさせられる始末。今もきっと不当極まりない圧政に苦しんでいる人々が世界にはたくさんいること、そういった報道がほとんどされない国に住んでいることなど、映画を観ているのか考えに行っているのかわからなくなるぐらいこの映画は考えさせてくれます。派手な脚色もなく、ただ淡々と流れてゆくから。

劇場で一緒に観た老若男女のみなさんはどういうことを思ったのだろうか・・・。
チェ・ゲバラが生きていれば同じぐらいの年齢の方もいらしたと思うのですが、同じ時代を生きた人として、どういったことを感じるのかとても興味深いです。

先にも書いたように、ドキュメンタリータッチで淡々と進む映画なので、映画の内容に特筆することはありませんが、28歳で印象的だったのは国連での演説のシーン、39歳で印象的だったのは「神を信じているのか?」と問われ「私は人間を信じている」と答えたシーン。まさにこの一言がこの2本の映画を、チェ・ゲバラの人生を見事にあらわしていました。
これね、文字にしちゃうとやけに軽くていやになっちゃうんですけど、この一言がスクリーンで観るととてつもなく重いんです。あー、もう、きっと観た人にしかわからないんだよな・・・・・。
国連と言えば、ホテル・ルワンダを観た時も感じましたが、国連も何のために誰のために存在しているのか。結局、児童の権利を大人だけで制定するような目に見えない根本的な矛盾は世界にたくさんあって、彼はそれを見過ごすことができなかった。そこが彼の英雄たるゆえんなのかもしれません。

常に現場にいる彼。無神論者でありながら人間を愛し、その可能性を信じた彼。
裕福な家庭に生まれながら富に執着することなく迫害される人を救いたかった彼。

武力闘争は確かに良くない。でも、武力でしかかえられないものや得られないものがあって、それが人間が生きるということに関わることだったら?本当にこの映画は答えのないことについて考えさせられます。

興味のある方は39歳別れの手紙だけでも是非ごらんください。

特に39歳別れの手紙のエンドロールがなんとも言えない。まったくの無音なんです。
あの無音のエンドロールの間の劇場の雰囲気。一種独特でした。
39歳別れの手紙を観にいく方はくれぐれもエンドロール中にビニールをガサゴソなんてしないでください。

それと、今更とってつけたようになってしまいますが、チェ・ゲバラ役のベニチオ・デル・トロの演技は素晴らしいの一言につきました。
39歳別れの手紙では久しぶりにスクリーンでルー・ダイアモンド・フィリップス(共産党一等書記官役)を観ることが出来て嬉しかったです。

そういえば実際のチェ・ゲバラもすごく男前。ユアン・マクレガーとジョージ・クルーニーを足して割ったような男前なんですけどね。医者で男前、しかも実家は裕福な家庭・・・それでも彼が選んだのは革命。

カストロ議長だけではなく、チェ・ゲバラも来日したことがあるそうですが、来日時にはカストロ議長も、チェ・ゲバラも広島の原爆慰霊碑に献花に訪れているそうです。

これから観に行かれる方、観にいって興味を持たれた方は、よろしければ以下リンクもチェックしてみてください。

Wikipedia チェ・ゲバラ
Wikipedia フィデル・カストロ
YouTube Che Guevara




世界のどこかで、誰かが蒙(こうむ)っている不正を、心の底から深く悲しむことのできる人間になり
なさい。それこそが革命家としての、一番美しい資質なのだから。(娘に宛てた手紙より)
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[2009/02/13 23:59] 映画 | TB(0) | CM(0)

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