スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[--/--/-- --:--] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

レボリューショナリー・ロード 

re-l.jpg

レボリューショナリー・ロード

まず、日本語のサブタイトル「燃え尽きるまで」はダサいし違うし余計です。
しかも売り方が大きく間違ってます。
いかにも『タイタニック』を臭わせて「世界中の"ふたり"へ捧げる、深く切ない運命の愛」なんてコピーで売るなんて、この作品に対する冒涜です。配給会社の人って、映画が好きだから配給してるんじゃないの?ちっとも映画に対する愛が感じられません。これだけは真っ先に書きたかったので、書いてスッキリ。(したようなしないような。)

私はこの作品、素晴らしい出来だと思います。
特に主演の2人の演技がもう凄いの一言につきます。

ストーリーは一切の救いがない仕立てになってます。
配給会社に踊らされてカップルで観るなんて映画とは程遠いですのでご注意を。
 

 
2時間少しの時間があっという間でした。
しかも主演の2人の演技もさることながら、配役の妙で脇役も完璧ときてるから、すごく生々しい仕上がりになってます。作り手もすごく消耗したでしょうけれども、これは観る方もまた消耗する作品。

結局、男と女はわかりあえないのですが、普通に生きるということのなんと妥協を必要とすることかがスクリーンで訴えられるのではなく、映画を観終わった後にボディーブローのようにじわじわときいてくるのです。上映中はスクリーンに釘付けになってしまって、そんなことを考える暇もないから。

ディカプリオ演じるフランクの

今、あるものを知る
必要なものを知る
必要ないものを知る
それが「在庫管理」だ

というセリフが印象的でした。

キーマンは精神病を患う数学者。狂っている彼にだけ真実が見えているところがなんとも強烈に皮肉。
あとはなんといっても最後の「補聴器」。もうとことん救いなし。妥協なし。

でも、こんな救いのない映画でも面白いんですよね、何故か。
外国の映画を観るとき、多かれ少なかれ「海の向こうの話」感がただようのですが、この映画に関しては不思議とそういうのがなかったです。(すごくアメリカくさい時代の設定なんですけどね。)
救いがないだけに後味も決していいとは言えませんが、それでも、個人的にはいい作品だと思いました。それがなぜなのか自分でもよくわからないのだけれど・・・。

夫・フランク役のディカプリオは、妻・エイプリル役のケイトのご指名だったとのことですが、ディカプリオで大正解です。ディカプリオもよく受けたと思います。多少なりともリスクのある役だったと思います。
難しい役を受けては賞の候補になんどとなくあがりながら、いつも受賞を逃しちゃうんだよね・・・ディカプリオ。本編よりこっちのほうがよほど切ないです。

本編は切なさとか深さとかはありません。そのかわり奇麗事もありません。ただ、ひたすらリアルだったです。ケイトとディカプリオは夫婦にしか見えません。

でも、賛否両論がはっきり分かれる映画になってしまうでしょう。
独身の私は面白いと思ったけれど、タイミング悪く微妙な空気のカップルや、熟年危機を妥協だけで乗り切ってる夫婦が見たら不快以外のなにものでもないでしょうし、逆に今が最高潮のあま~いカップルにはきっと受け入れがたいことこの上ないと思います。
でも、だからこそ、誰もが目をそらしてしまいがちなポイントに絞り込んだからこそこの作品はきっと秀逸なのだと思います。

この手の映画は、後々忘れないたいぐいの映画だと、個人的には思います。
特に後半におとずれる2人きりの朝食のシーンの二人の表情が、帰りの電車で何度も何度も浮かんでは消えました。二人の表情が空気(雰囲気)までも作り出して、なおかつそれがスクリーンを通してビシバシ伝わるのです。

舞台などではこういう話もありだと思うのですが、それを映画で、しかもこれだけ作りあげるとは、とても満喫させてもらいました。

でも、再びこの映画を観る時、私はどう感じる状況にあるのだろう・・・・・
 
スポンサーサイト

[2009/02/14 23:18] 映画 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://minorin.blog2.fc2.com/tb.php/1157-dba03093


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。