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月の森に、カミよ眠れ 

月の森に神よ眠れ

月の森に、カミよ眠れ

著者:上橋 菜穂子
価格:735円(税込)
出版社:偕成社

[守り人シリーズ]でおなじみの上橋菜穂子さんの作品で、一言で言うと映画「もののけ姫」のような話。
人間が鉄を持ち、自然から、大地の神から離れてゆく世界のストーリー。
 
 
自ら進んで守り神(蛇神)と結婚したホオズキノヒメと、蛇神とホオズキノヒメの間に生まれた神の子タヤタを受け入れられず苦悩する娘キシメの物語。

「あかぎれ多弥太伝説」がこの作品のモチーフになっているそうです。
山岸涼子さんの「天沼矛」(あめのぬぼこ)が頭をよぎる方もいらっしゃるかもしれません。

結局、クニを帝が支配し、カミとともに生きてきた村人がカミを殺し、森を開き、稲作を迫られるというのがだいたいの筋になってます。「もののけ姫」の世界観を面白いと感じられる方は、この話も面白いと感じられると思います。

もののけ姫でもそうでしたが、どちらかを選択するしかないから苦しい。
しかも、タヤタと同じく神と人間との間に生まれながら、タヤタとは違って神を憎むナカダチの存在がすごく効果的。村の娘、キシメをめぐるタヤタとナカダチの三角関係ちっくな展開はいただけませんでしたが、神と人間の間の子でありながらそれをまったく感じさせないナカダチの人間寄りな人間らしさはよく出ていました。ただ、個人的に好きになれないんだよなー、ナカダチを(苦笑)

こういう作品を読むたびに思うけれど、神様って本当にストレートで残酷なんだよね。
でも、だからこそそれが神であるわけで。

モチーフになった「あかぎれ多弥太伝説」をはじめ、多くの伝説は必要だから口承で後世に伝えられているのであって、多かれ少なかれ、語られててきたことは何らかの形で存在したり起こったりしたことなんだと思うと、改めて伝説って面白いなと思えますよね。

というわけで、日本の伝説本を読み直したいと思います。
 
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[2009/02/12 23:46] 書籍 | TB(0) | CM(0)

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