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星と半月の海 

星と半月の海

星と半月の海

著者:川端 裕人
価格:610円(税込)
出版社:講談社(文庫)

オススメ度 ★★★☆☆(3.6ぐらい 長編になったら面白そう)


表紙にパンダやペンギンなどたくさんの動物が描かれていますが、この生き物たちが登場するオムニバス。
1話が短く、そして各が独立しつつも、微妙な具合に接点を持っていますので、軽く読んでいけると思いますが、表面は軽いけれど、中身は広いです。
 
 

 
いつも思うけれど、筆者の川端さんの話には愛があるよね。
自分が愛してやまないものを何とか伝えようとする愛に満ちている気がする。
時にいささかドラマチックすぎるんだけど、この人の場合はそれがうざったくならないから不思議なのです。

読み始めは、正直、「それでなに?」って感じなのですが、それでも途中から面白くなっていくので、万が一、最初にあまり面白くないと感じてしまっても第1話「みっともないけど本物のペンギン」は最後まで読んで欲しいなと思います。今は幻となった本物のペンギンの生命力のけなげさに絶対に心が動くから。

ここまで読んだら、第2話以降はす~っと泳いでいけると思います。
微妙に各話にリンクがあって、そこらへんもちょっとしたスパイスになって面白いかも。

私たちのルーツや、生きとし生けるもののルーツってなんだろうと、そしてそれは今からどう続いてゆくのだろうと漠然と考えさせられます。
この漠然さがいいのです。理論で訴えるのではなく、感覚に訴えられる感じ。
難しく考えるととたんに行き詰ってつまらなくなる話も、これぐらい漠然と感じられる程度だったら苦にはならないから。
小さいことから大きいことまで、バランスも良く書かれている点もこの著者さんの上手なところだと思います。

個人的には、パンダの話も好きだけど、1話目のペンギンの話が好き。
1枚の写真から絶滅種の最後の生き残りの足跡をたどる話。
生命のけなげさってすごいなぁって、どんなに地味でも、生きることそのものこそがこんなにドラマチックなんだなぁって思い知らされました。「命」って「生きる」って凄いことなんだーってガラにもなく思ってしまった。

難しい話ではないので、学校の教材などにも向いているのではないかなという印象。

見かけた際は、是非ページをめくってみてください。第1話ぐらいだったら立ち読みでいけます(笑)
 
 
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[2010/04/14 23:35] 書籍 | TB(0) | CM(0)

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