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カッコウの卵は誰のもの 

カッコウの卵は誰のもの

カッコウの卵は誰のもの

著者:東野 圭吾
価格:1,680円(税込)
出版社:光文社

オススメ度:★★★☆☆(星のとおり 宣伝が大げさすぎ)


話の半ばぐらいまでは面白かったんですけどね。
テーマの着眼点もとても面白いし、だからこそ多くの人が手に取り、売れているのだと思います。
この著者さんの力量なら、このテーマでもっと書けます。なぜこんなに書き急がねばならないの?というのが読後の率直な感想です。テーマはいいのにもったいない。
 
 
 
かなり大規模な宣伝がうたれているので、今更、話の筋を説明する必要は殆どないかと思うのですが、主人公はスキー競技の元日本代表の緋田とその娘の風美。娘の風美も父親と同じスキー選手で、将来を期待されるトップレベルの選手。
ところが、とあるささいなことから、緋田は娘の風美が自分の実の娘ではないことを知ってしまう。そんなところにもってきて、スポーツ医学研究所から緋田親子の遺伝子パターンの調査要請が。さらに娘の風美の競技出場を阻む謎の脅迫文が届く。否が応でも愛する娘に真実を語らねばならない状況に追い詰められた緋田。そんな彼の苦悩の物語。


「カッコウの卵は誰のもの」

タイトルは絶妙なんですよね。カッコウの託卵の生態は多くの人が知っていると思うし、このタイトルで物語の大筋を想像して興味を引かれる人は多いと思います。

ただ、読後は、ビックタイトルな映画を観て映画の中身にガッカリだった的感覚でした。

それでも最後まで読んでしまうから面白くはありました。
個人的にはもう少し鳥越親子についても緋田親子同様に描かれていれば物語はさらに深みを増したのではないかと思えました。鳥越親子もまたもう一羽のカッコウなのですから。
鳥越親子が後だしジャンケン的印象の扱いだったのは少し残念。(上条親子についてはいたしかたないにせよ・・・そこも掘り下げてほしいところではありましたが。)
物語の複線も、半ばやっつけのような感じで最後にバタバタ畳み込まれて著者さんらしくない印象でした。

これでは、我が家の母親のような「ラストの女」(あらすじだけおおまかに読んでラストだけをじっくり読みその本を読んだという人種)にうってつけの1冊じゃないの。

もう少しじっくりゆっくり書いてもいいんじゃないかな。むしろ力量があるのだから、もう少し時間をかけてこれぞという作品を読ませてほしいと願ってやみません。そんなに焦って次々出さなくてもファンは忘れないし。
超絶遅筆な天童荒太さんだって忘れられてないじゃないですか。

というわけで、次の作品に期待。

そして、図書館で1000人超え待ちだった私にこの本を貸してくださった同僚さんの息子さんに感謝!
 
 
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[2010/04/17 12:28] 書籍 | TB(0) | CM(0)

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