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新参者 

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新参者

著者:東野 圭吾
価格:1,680円(税込)
出版社:講談社

オススメ度:★★★☆☆(3.3ぐらい。「推理」とは別物で軽く読めます)


東野圭吾大ファンの同僚さんの息子さんにまたまたお借りしちゃいました。
ありがとう、同僚さんの息子氏。(この間は、カッコウの卵をお借りしました。)
カッコウの卵の時も書いたけれど、かなりいいセンスをお持ちの作家さんなのに書き急いでいる感が残念。
編集側ももっと作家さんを大切にしなきゃ。使い捨てじゃなくて愛情を持ってほしいものです。
今更、説明するまでもなく、TBSで同タイトルで放映中の連続ドラマの原作で、日本橋署に勤務することとなった加賀刑事が主人公のお話。
 
 

 
話自体もドラマと同じでうまい具合にオムニバスになっているので、さらに読みやすいと思います。
(古畑任三郎と同じで、ドラマと同じく各話ゲスト方式なので、人物が頭にインプットされやすく、こういう手法もいいなぁと素直に思えます。)

主人公の加賀恭一郎が日本橋署に着任早々に殺人事件が発生。
被害者は40代女性で、被害者もまた加賀恭一郎と同じくこの街に最近暮らすようになった新参者。
誰に聞いても「あんないい人が、殺されるような人ではない」と口々に言う中、加賀は淡々と捜査を進めてゆく・・・というのがだいたいのあらまし。

主人公の加賀恭一郎は、結果(犯人逮捕)だけを追い急ぐ刑事ではなく、事件とそれにまつわる事柄を多角的をとらえて、1つ1つの問題を丁寧にクリアしていく変わり者の刑事。彼自身にそんな気はあまりないものの、事件に直接関係するか微妙な問題をクリアすることによって、関わってゆく人々の生活に浮かんでは消える些細な問題も解決していくという、下町人情を軽く絡めている点がこの物語の特徴の1つ。

理由なき犯行はなく、また、事件は人の心の弱さゆえに起こるもので、本当の意味での原因追求と解決のために、物静かではありますが、最後まできっちりと本当の意味での仕事をする主人公。一見、飄々としているように見えるものの、事件解決にかける刑事としての人間としての情熱を根気強く持ち続ける様は、まさにクールな頭と熱いハートってやつです。

ドラマが終わる前に犯人がわかりましたが、この物語の重要な部分は誰が犯人であるかではないので、ドラマのこれからの展開が楽しみです。(すでに読まれた方もそう思われる方が多いのではないでしょうか。)

というわけで、物語自体は、つまらなくはなくむしろ面白いのですが、これだけ書ける人だともうちょっとを期待しちゃうんだよね。

あと、帯が大げさ。まるで宣伝だけならアカデミー賞級な映画と同じで、宣伝が先行して本編を邪魔している気がする。本屋の店員さんの手書きPOPのほうがよほど本に対する愛情が感じられると思う今日この頃。
編集さんサイドにしてみれば「売り上げ第一」だし、それも大切なことなのはわかるけれども、個人的には残念。
帯がなくて読んだら、読後はもうちょっと違う感覚が待っていたかなぁ・・・なんて思ってしまうのはやっぱり切ないものです。

とはいえ、この加賀恭一郎シリーズ、新参者から読んでしまったけれど、何作も出ているらしいので、落ち着いたら他の作品も読んでみようかなぁと思ってます。
 
 
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[2010/05/27 23:10] 書籍 | TB(0) | CM(0)

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