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天国階段 

天国旅行

天国階段

著者:三浦しをん
価格:1,470円(税込)
出版社:新潮社

オススメ度:★★★★☆(3.9ぐらい 心中万華鏡)



同じく三浦しをん著の「神去なあなあ日常」のオーダーをオンラインで図書館に入れたら、ものすごい待機人数だったので、新刊もはやい段階でオーダーを入れておくかということで借りてみました。やはり「神去なあなあ日常」よりもこちらのほうがはやく順番がまわってきました。

物語は「心中」をテーマにした7つの物語からなるオムニバス。
「心中」がテーマなのに、なぜか暗くない。
しかも、軽快に読める上に、気づけば読み終わってるという不思議な一冊。
 
 

 
この「天国旅行」というタイトル、THE YELLOW MONKEY の「天国旅行」より採ったものなのだそうです。

先にも書いたとおり、7つの「心中」の物語で構成されていますが、七色の心中の物語と言ったほうがいいかもしれません。それぞれの物語の色がまったく違うの。しかもどれもこれも面白い。
病院の待ち時間(に「心中」の話ってのもどうかなぁという一抹の疑問があるものの)や、電車が遅れているときなどのちょとした時間には最適な一冊だと思います。
殆どが夏~晩夏の話ですので、この季節に読むとちょうど季節が合ってていいかも。
心中だし、お化けといえば「夏」だしね。

以下、7つの話のイメージだけ軽く紹介。

①森の奥:某樹海(某いらないじゃん!)が舞台。主役はうざったいおじさんなのに、なぜか読後爽やか(笑)
②遺言:森見登美彦作品風口調で進む主人公の一方的懺悔。主人公のパートナーの性別が今でも気になる。
③初盆の客:7つの物語の中で一番好きな話。不思議だけれど素敵な奇跡が伝承風に語られ、読後はほっこり。
④君は夜:同じく不思議系ながらも、こちらは因果に囚われて抜け出せない後味の悪いお話。
⑤炎:唯一の学園もの。地味な主人公女子が人気者の先輩を密かに想う王道な物語。思春期ならではのの残酷さ。死人に口なし。
⑥星屑ドライブ:内田春菊の「南くんの恋人」的なせつない物語。
⑦SINK:タイトルどおり「SINK(沈没)」がトラウマとなっている主人公。少しだけ差し込む希望の光がラストにピッタリ。

そういえば、4話目の「君は夜」の始末の悪さは、今の政界の小沢・鳩山心中のようでした。
「一緒に死のう」と言いつつ、自分だけ助かりたい小沢。そんな小沢の正体を見抜けず、それでも小沢にとりすがる鳩山。挙句の果てに「自分はなんだったんだろう」発言。
鳩山様、自分がなんだったかをお知りになりたければ、是非ともこの「君は夜」をご一読ください。
因果は自分で脱却するしかないんでございますよ。もう少し強く賢くおなりなさいな。

心中するのは当人たちの勝手ではございますが、他人様(国民)を巻き込むのだけはやめてもらいものです。

ってなことまで考えさせられる「天国旅行」、あらゆる意味で旬な一冊でございました(笑)
 
 
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[2010/09/02 22:33] 書籍 | TB(0) | CM(0)

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