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武士道エイティーン 

武士道エイティーン

武士道エイティーン

著者:誉田 哲也
価格:1,550円(税込)
出版社:文芸春秋

オススメ度:★★★★☆(4.3ぐらい 終わってほしくない!)


武士道シックスティーン武士道セブンンティーンときてついに武士道エイティーン。
武蔵おたくの磯山香織も、のほほん天然系の甲本早苗も18歳になりました!
今回の一冊も期待を裏切らない作品でした。
今回もこの表紙のとおり、二人はそれぞれの道を歩み始めます。でもその道は繋がっている!
通勤時間であっという間に読み終えましたが、あやうく電車車内でウルっとくる場面もあったり。
 
 
 
高校3年生になった香織と早苗。
周囲の粋なはからいもあって、全国高等学校剣道大会で剣を合わせますが、そのシーンがなんだかいいんだよねぇ。あっという間だけど、一瞬の勝負にかけてきた思いが、勝負の儚さでよりいっそう際立つの。

「・・・・・いえ、試合場に、担架は・・・・・入れないでください。ちゃんと、礼法通り、出ますから」

そういった香織の男前(!)だこと!武蔵なんて軽々越えちゃってるし。

今回は、本編の間に甲本早苗の姉の緑子のエピソード、香織の師匠の桐谷玄明のエピソード、甲本早苗の転校先である福岡南の吉野先生の伝説エピソード、そして香織の後輩の田原美緒のエピソードが差し込まれていますが、本編以上に強烈なこれらのエピソードも効果的でした。桐谷師と吉野先生に意外な接点があったりして、1冊で何度も美味しい出来になってます。どのエピソードもとても充実していて、それぞれの話で一冊になってしまいそうな勢い。今まで描いていた緑子、桐谷師、吉野先生に対する印象が大きく変わると思います。
桐谷師と吉野先生が只者じゃないことはうすうす予感してたのだけれど、それでも衝撃!
これは、きっと、小柴先生にも、あんな過去やこんな過去があるに違いない・・・・・。
いや、それなけじゃなくて、磯山父にも、蒲生武道具店主にも・・・キリがない。

今まで登場したキャラもしっかり健在。
上から目線で香織とは間逆の方向に剣道を極め続ける博多弁のクールビューティー黒岩伶那も、香織のオトボケ同級生の清水ノリオも、どこか一風ズレている磯山家の面々も、蒲生武道具屋のじいさまも相変わらず(笑)

田原美緒のエピソードに出てくる「シュハリ(守破離)」という言葉も、私は本書で始めて知りましたが、非常にいい言葉だと思いました。この言葉を田原美緒におくる時の早苗の言葉がまたとてもいいのよね。
田原美緒にとって、香織が父親的であれば、母はやっぱり早苗なのです。

香織も早苗も本当に成長しました。根っこはぜんぜん変わってないんだけどね(笑)
2人が竹刀をあわせた後にそれぞれが選択する道もまた18歳を感じさせるもので、それでもやっぱり笑いあり、涙あり、おまけのオチありで、非常に2人らしく物語は終わってゆくのでありました。
ほんと、泣いたり笑ったり忙しい一冊でした。

これからも2人の、そして2人をとりまく剣士たちの武運長久を祈らずにはいられません。
そして、また再び、笑いあり涙ありの相変わらずの2人と再会する日が訪れますように!

剣道を知らなくても十分楽しめる作品です。
是非ともシックスティーンからどうぞ。
シリーズ3部作なんてあっという間によめてしまうと思います。
 
 
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[2010/10/13 23:13] 書籍 | TB(0) | CM(0)

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