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獣の奏者 Ⅲ探求編/Ⅳ完結編 

獣の奏者Ⅲ獣の奏者Ⅳ

獣の奏者 Ⅲ探求編/Ⅳ完結編

著者:上橋 菜穂子
価格:Ⅲ・Ⅳともに 1,680円(税込)
出版社:講談社

オススメ度:★★★★☆(母となったエリンの選んだ道に涙)


獣の奏者 Ⅰ闘蛇編/Ⅱ王獣編 から11年後のお話。主人公はイアルと結ばれて母になったエリン。
真王セイミヤも大公シュナンを伴侶とし、リョザ神王国をおさめることとなります。
(ここらへんまではすぐわかるから書いちゃってもいいわよね?)
母となり、カザルムで教導師となったエリンのもとに、ある日、闘蛇の大量死の調査依頼が持ち込まれることから物語りは動き出します。
 
 
 
全開の降臨の野で起こった奇跡的ラストから11年。
11年前は、国内の政治問題に巻き込まれてしまった少女のエリンでしたが、今回は国外との一触即発な政治情勢に巻き込まれる母になったエリンが主人公。

闘蛇の大量死を調べる過程で、エリンは、母ソヨンの死や、霧の民が守り続けてきたことの核心に近づいていきます。そんなエリンの持つ知識や力は、一方で不安定な国内外の政治情勢に必要不可欠となるわけですが、今回の話は前回の内容よりもぐっと厳しいものになってます。

闘蛇大量死の調査をするうちに、思いがけず、隣国ラーザの不穏な動きを察知。
リョザ神王国を狙う隣国ラーザに闘蛇の繁殖の動きが確認され、一国の猶予も許されないリョザ神王国の真王セイミヤはエリンに、来る隣国ラーザとの戦争に備え"王獣部隊"を編成せよとの命を受けますが・・・

続きは本書でどうぞ。


エリンもその夫イアル(セザンだった彼ね)も半端ではなくストイックな人生を幼少のみぎりから送ってきただけあって、ものすごく自分に厳しいのよね。彼らが選択する道も本当に厳しくて、一人息子のジェシがよくグレなかったと思うけれど、グレてる余裕もない状況で物語は急展開。

今回は話の内容もぐっとシビアになってますし、重い気持ちでページをめくることが殆どでしたが、それでも最後まで読むことをやめられませんでした。人の世界から争いがなくならないのは何故なのか、今更ながら考えさせられます。しかしながら、一見、どこにでもある人の争いの1つ1つに、これだけの苦悩や努力や、そして犠牲があるということを物語を通してでも感じるのと知らないのとではたった少しでも違うと思うので、厳しいシーンもありますが、多くの子どもに読んでほしいなぁと思いました。わからなくてもいいから。

ラストは思わず涙。涙せずにはいられませんでした。なんだかもう、誰が悪いではないから余計にね。
憎らしいやつがいればそいつを恨み呪い~でちょっとは発散されるのかもしれないけれど。
救いは真王セイミヤが誠実にエリンとの約束を守ってくれたこと、そしてジェシが本当にいい子に育ったこと。

この後、外伝をオーダーしているのですが、それは厳しい物語の間の、つかの間ではありながらも幸せなひと時の物語だそうなので、幸せ気分で読めるなーとほっとしております(笑)

最後に、獣の奏者Ⅰ闘蛇編/Ⅱ王獣編は合わせるとピッタリ王獣一頭のシルエットでしたが、今回は王獣が複数頭のシルエットに、そして完結編にいたっては、2本の木がありますが、この意味は最後まで読んでいただければおわかりになるはず。Ⅰ闘蛇編/Ⅱ王獣編を読まれた方は、是非このⅢ探求編/Ⅳ完結編もどうぞ。

それにしても、図書館の順番待ちが凄かった!
 
 
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[2011/02/13 23:22] 書籍 | TB(0) | CM(0)

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