スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[--/--/-- --:--] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

ぼくは悪党になりたい 

20060409014532.jpg
ぼくは悪党になりたい

著者:笹生陽子
価格:1,365円
出版社:角川書店

17歳の高校生が主人公の物語。
わかりやすく読みやすく、おそらく主人公と同じ高校生はもとより中学生でも楽しめる印象。(というと怒られちゃうかな。)




主人公は兎丸(うさぎまる)エイジという17歳の高校生男子。
そんなエイジの親友は超美形でたらしでエロの羊谷(ひつじたに)くん。
エイジは雑貨のバイヤーであるシングルマザーの母親ユリコと腕白な異父弟ヒロトとの3人家族。

そんな彼は小心者で目立たないながらも、母親不在の折には家事全般をそつなくこなすクールガイ。

いつもの母ユリコの長期出張中に腕白でガンコな異父弟ヒロトが病気になることから、将棋倒しのように崩れはじめるエイジの平凡な日々。
クールでそつないエイジはどこにいってしまったの?

とにかく、登場する人物が一人一人とても丁寧に描かれています。
話そのものはわかりやすく、テンポもはやく、水きりで石が水面をトントントーンとはねていくような進み具合で、場面も状況も無理なくくるくる変わっていきますが、そんな中で、この人はこう見えるけれど、それとは違う一面も持ち合わせているよねということがとてもわかりやすく書かれていて、思春期の若者には是非そこらへんを感じてもらいたいなぁと感じました。

母親のユリコさんもハツラツとした気持ちのいい人だし、異父弟のヒロトくんも子どもかと思えば案外しっかりしているし、なんといっても主人公のエイジと並ぶぐらい強烈な羊谷くんがいいスパイスになっています。登場人物にとても愛着の持てる1冊。タイトルもまさにこのタイトルがジャストミートしていて、主人公のエイジが「ぼくは悪党になりたい」瞬間はかなり笑えます。
もうね、こういう状況や瞬間は特別な環境でなくても誰にもあって、主人公の横で「あ~、あるある、あるよね、そういうこと。」って言ってあげたくなるぐらい(笑)

主人公のエイジは様々な紆余曲折をしますが、それがあって若者は大きく成長するんだなぁと思わず微笑んでしまうさわやかさのあるラストになってます。誰もがこういうことを経て大人になるその一過程が生き生きと描かれています。

ちなみに、この本の中には映画「ギルバート・グレイプ」がいくつかのシーンで登場しますので、映画をご覧になったことのある方にはなおいっそう楽しんでいただけることでしょう。
スポンサーサイト

[2006/04/09 01:46] 書籍 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://minorin.blog2.fc2.com/tb.php/497-3c437a00


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。