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障害者自立支援法 

さきほど、NHKのニュースの特集で今年の4月から施工された「障害者自立支援法」についてのレポートがありました。

特集での焦点は「障害者自立支援法」施行後に授産施設を辞めてしまう障害者の急増という「障害者実支援法」という言葉とは程遠い現象についてでした。



どういうことかというと、この「障害者自立支援法」の中の


5  増大する福祉サービス等の費用を皆で負担し支え合う仕組みの強化

(1) 利用したサービスの量や所得に応じた「公平な負担」
( 障害者が福祉サービス等を利用した場合に、食費等の実費負担や利用したサービスの量等や所得に応じた公平な利用者負担を求める。この場合、適切な経過措置を設ける。)

(2) 国の「財政責任の明確化」
( 福祉サービス等の費用について、これまで国が補助する仕組みであった在宅サービスも含め、国が義務的に負担する仕組みに改める。)



この (1) に原因の多くがあるようなのです。
授産施設で月々支給される「工賃」を (1) でうたわれているところの「公平な負担」が上回ってしまうというなんとも納得のいきがたい状況になってしまっている様子なのです。

NHKの取材を受けていた授産施設で働く方の場合、月々に支給される工賃が1万円。法の施行によって授産施設に月々支払わなければならない給食費、施設利用料が約1万9千円。つまり授産施設に通うためには月々9千円を自費で捻出することになります。

障害者年金の支給などもあるため、明日からの生活に困るということはないものの、取材先の施設の職員さんは授産施設を辞めることによるひきこもりや、それに応じて今までできていたことができなくなってしまうのではないかということを懸念されてましたが、まさにその通りだと思います。

NHKのアナウンサーのコメントにもありましたが、「働く」ということはお金の問題だけではなく生きがいであったり、働くことによって自信を得たり、仲間を得たり、お金では決して買うことのできないものがあり、また、自分で働いて得たお金には特別な思いがあります。

せめて、月々の工賃の10%~20%を徴収して、月々の工賃が1万円だったら、天引きで8千円~9千円を支給するなどにとどめられなかったのでしょうか。
工賃1万円を支給されて1万9千円を支払うなんて切なすぎると思う私は甘いのでしょうか?

仲間とお別れするのは淋しいけれどと施設を辞めていく姿もさびしいし、一人暮らしがしたくて月々の貯金をしていた若者が今までつましい中から貯金に回していたお金を「公平な負担」に費やすのを見て、この姿をこの法案の立案者の何人かは目にしてくれているのだろうか?と、この負担は何を持ってして「公平な負担」なのかと考えさせられてしまいました。

この問題だけではなく、利用者負担に関わるさまざまな問題があり、その一方で、利用者が増え国家予算が逼迫しているのも事実なのでしょうけれども、法案施行がゴールではなく、法案施行をスタートとして利用者の声に耳を傾けていってほしいと願うばかりです。
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[2006/04/19 23:03] 未分類 | TB(0) | CM(4)

「公平」という言葉のマジックですね。
働きたいのに受け入れ先がない現実に、授産施設というのは、
多くの障害者の希望の場所であるべきなのに、
利用料が工賃を上回る?不条理すぎます。
机上で決定される近頃の法案に振り回されるのは私達国民です。
新しい法案を作るのはいいですが、もっと「現場」レベルでものを見られる
「有識者」の目でもって、考えてもらいたいものです。
作りっぱなしでいいのなら、誰だって出来るのですから。
[2006/04/19 23:42] よっしぃ [ 編集 ]

非常識

皆が皆そうではないでしょうが、こういう法律作る人って基本的に非常識なんですよね。常識人なんだろうけど。
理念は分かるんだけど頭で考えてばかりで、東京の中央から離れないで実際を全く知らないから《馬鹿》な法律作ってしまう。
恥ずかしい限りですね…。
[2006/04/21 08:07] dj yohei [ 編集 ]

よっしぃさん>>まったくです。

「自立」という言葉も「公平」ということばもなんと都合のよろしい言葉なのだろうとひしひしと思ってしまいました。
しわよせの方向がこんなにあからさまなんて、もうびっくりです。
私たちの税金は一体全体どこに消えているのか。
少し前までは時代は経過してもやり方は100年前と感じていたのが、それに加えて、嫌なところばかり今風になってきたように感じます。

そもそもこんなに利用者の声を全く生かしてないことが丸見えな法案が可決してしまうその制度そのものから見直さないとという話ですよね。
[2006/04/22 00:00] mino_rin [ 編集 ]

dj yohei さん>>現場離れ

今回のようなことが起こってしまう一因には深刻な「現場離れ」があるのかなぁと個人的には思います。

昨年からの耐震強度の偽装問題にしても、国が要の業務を業者に丸投げというところが多少ならずとも見え隠れしていましたね。
表向きは経費削減をうたっておきつつ、大変な作業をすべてアウトソーシング(外注)にしてしまったことによる現場離れがここそこで様々な事件となって今からも少しずつ出てるくのだろうなと思われてしょうがありません。

いくら現場を離れているとはいえどうなのよ?と思われる今回のような法律があれよあれよと施行されてしまうその現実も恐ろしいですよね。基本は現場。もう一度その原点に立ち戻ってほしいと思うと同時に、私自身も現場が基本だと肝に銘じなければとあらためて思いました。
[2006/04/22 00:17] mino_rin [ 編集 ]

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