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異例の判決 

介護疲れと生活苦、母親承諾殺人の54歳に猶予判決
認知症の母殺害に執行猶予 京都地裁、行政批判



認知症の母親を殺害した京都市無職男性の判決が本日言い渡されました。

懲役2年6月、執行猶予3年(求刑・懲役3年)

驚きました。どうか被告の気持ちや状況をくんでほしいと願っておりましたが、予想していた以上に被告の気持ちや苦しい状況をくんだ結果だと思います。
親の子殺しよりも子の親殺しのほうが罪の重い日本の法の下にあって、異例の判決だと思います。
法廷の中では涙も見られたとか。
裁判官が被告にかけた
「お母さんの分まで生きてください」
という言葉は、まさにこれ以上にない言葉です。

そして、この裁判の判決と同時に終わってはならない問題が1つ。


この記事の最後にも記されておりますが、そもそも被告が母親を殺害するにいたった経緯は、

被告は母親と二人暮しだった→母親の認知症が悪化→介護のため職場を離職せざるをえない状況に陥った→職場を離職後失業保険を受給→失業保険を受給中で生活保護申請をしたものの却下→失業保険受給期間後収入が途絶えた

ということだと思われますが、問題は「失業保険受給中の生活保護申請の却下」の時の福祉事務所の窓口対応です。

確かに他になんらかの受給を受けている場合は生活保護は認められないかもしれませんが、雇用保険の受給期間の終了後は生活保護を申請できるはずで、そのフォローが窓口対応であったのかなかったのか。

これは、事件と同じく大きく問題にしてほしいところです。

おそらく今から先の日本ではこのケースと似たような事件が頻発することは必至で、窓口対応ひとつに人の生死がかかるということを公務員の皆様は「国民奉仕の職にあるもの」として窓口業務に携わる携わらない関係なく自覚すべきだと思うのです。

このような事件は今に始まったわけではありませんが、母子家庭でどうにか狭い部屋を広く使うべく購入した2段ベッドが「贅沢」とみなされ、生活保護を打ち切られて餓死した母子の事件など、こういった事件を目にするたびに悔し涙がつたいます。

「なんのためにこんな国に税金を納めているのだろう」と。

様々な人が訪れる窓口対応は日々忙しく、毎日がイレギュラーの連続で、変な人に神経をすり減らし、見た目よりもよほど大変なのは重々承知しております。私も日々国の機関で窓口対応をするものですから。
ですが私の周りの職員にもなんと横柄な人の多いことか!
少しの気遣い、少しの思いやり、少しの機転で好転することがたくさんあるのにもかかわらず、ここにいるのはどうせ何年かだからとそういった努力をすることを愚かだと勘違いしている人のなんと多いことか。

結局、母親の命を奪ったのは息子である被告ですが、そこまで被告を追い詰めてしまった原因は窓口対応にもあることは明確で、この母親の犠牲を無駄にせず、国の窓口対応は厳しく見直されるべきだと思います。福祉事務所だけではなく、市民の訪れるすべての窓口において。

母一人、子一人の状況で、母の介護のために会社まで辞めて、どんな気持ちで母に「死んでくれ」と言ったのか、どんな気持ちで母は「いいよ」と応えたのか、この文章を打ってる今も涙が止まりません。
あまりにも惨くて、切なくて。

私もこの事件を心に刻み、忙しいときも一呼吸おいて相手の立場を必ずフィードバックする窓口対応をすることをここに改めて書くことでしっかりと自分に守らせたいと思います。
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[2006/07/21 23:29] 未分類 | TB(0) | CM(3)

総じて。

全てが全て同じではないんですよね。

mino_rinさんの日記を読んでいて、いつも感じる事に、『公務員だって色々抱えているんだ』と言うことです。
私は今まであまり《公務員的な》仕事の行い方が好きではありませんでした。
そして、其を皆やっていると大きな勘違いをしていました。
公務員さんにも様々な仕事の仕方があり、志がある。
大変だと思いますが、頑張って下さい!
[2006/07/26 17:44] dj yohei [ 編集 ]

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[2006/07/26 21:00] - [ 編集 ]

dj yohei くん>>大きく見ればやっぱり総じてなのです(涙)

私も公務員の仕事のスタンスは好きじゃありません。
基本スタンスは責任回避なんですよね。
責任の所在が極めて曖昧なのです。

制度改革を行っても、その改革が持つ嫌な側面が一人歩きしてしまう傾向が非常に強いと私は感じます。

例えば、癒着を防ぐためのはずの
"頻繁な配置換え"
が、「どうせあと2年もしたら移動」という怠惰につながってしまったり、それこそ最初に書いた責任回避にはもってこいな部分もあったりします。(前任者が行ったことでわかりませんなど。)

そう考えると、今行われている行政改革も個人的には末恐ろしいです。

ただ、そんな中でも必死に頑張っている方もやっぱりいて、それでも総じるとやはり公務員のあり方は見直されるべき現状であり水準なのだろうと思います。

頑張っても頑張らなくても定時昇給で給料は一律など、怠惰につながる要因は様々あると思いますが、だからといっておろそかな対応をしていいという理由にはなりません。

同じ国だというのに、どうしても生じてしまう市民や民間との温度差を解消するような基本的で地道な改革こそ必要であり求められていることと感じますが、えてして出る杭は抜けないほどに執拗に埋められてしまう世界ですから、そんな基本的なことが実は一番難しいのかもしれません。
[2006/07/27 02:16] mino_rin [ 編集 ]

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