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愛のひだりがわ 

20070123225707.jpg愛のひだりがわ

著者:筒井 康隆
価格:580円(税込)
出版社:新潮社(新潮文庫)

表紙の絵のとおり、この物語は主人公月岡愛とそのひだりがわに寄り添うものが人生を旅していくシュールな冒険物語。主人公のひだりがわにはさまざまなものが寄り添います。それは時に動物であったり人であったり。



大げさな感動ということもなく、どちらかといえばすさみきった世の中で淡々と物語が進んでいくのですが、この物語はとても誠実だと思います。世の中うまくいくことのほうが少ないかもしれない。
でも、いいことも悪いことも順番にめぐってくる、それが冒険物語という形でよく描かれています。ただ、冒険といってもファンタジーというわけではなく、夢もへったくれもありません。
それなだけに現実的。

読み手によっては夢がなさすぎるとガッカリされることもあるかもしれません。私も読むのが苦痛でしたから(笑)

でも、この物語の中で最大にいいところはラストです。我慢して読んでよかった。
ラストのほんの数行。成長した愛のひだりがわが最も重要なのです。

見本市かというぐらい、強烈なキャラクターが次から次に出てきますので、飽きるということはないとは思いますが、夢やロマンや希望を求めてる方にはおススメできない一冊です。

おそらく私はもうおばさんなのであれですが(笑)、感受性が豊かな若い世代が読んだらどんな感想を抱くのかというところに非常に興味があります。おそらく、私が想像もしないような感想が飛び出すと思うのですが、そんな不思議な感覚をおぼえる作品でもあります。
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[2007/01/23 23:22] 書籍 | TB(0) | CM(0)

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