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星を継ぐもの 

20070208230644.jpg星を継ぐもの

著者:ジェイムズ・P・ホーガン 訳:池 央耿
価格:693円(税込)
出版社:東京創元社(創元社SF文庫)

タイトルからも文庫ジャンルからも一目瞭然のSFです。が、しかし、ミステリー色の非常に強いSFで、広大な宇宙でシャトルに乗ってレーザービームをぶっ放すようなガツガツのSFではなく、地味で淡々としています。結論から言えばとても面白いです、この作品。



面白いといっても、本作品の最後の部分(文庫本だと261ページ~)が劇的に面白いだけなのですが。
なので、耐えて261ページにたどり着けば、もうそこからは時間を忘れて読めるでしょう。逆を言えば、絶対に到達するまで261ページ以降を先にめくってはなりません。

話の筋は、少し先の未来の地球。月面調査隊が真紅の宇宙服をまとった人間の死体を発見。その死体を調査してみると・・・その死体はどの基地の所属でもなく世界のいかなる人間でもないことが判明。
なぜなら、その死体の死亡推定時刻は5万年以上前だったから。

この手の話が好きな人にはここらへんで読みたくなるのではないでしょうか?<それが私なのですが。

5万年前の人類の足跡は地球上には当然なく・・・なのになんで月?それも真紅の宇宙服で。この死体の人物、仮称チャーリーがどこから来た何者であるのかをひたすら理詰めで追及してゆく話なのです。
なので派手なアクションも、タコ星人みたいな宇宙人もないのではございますが、それでも面白いのです。

起承転結ではなく
"起やや承--------------バク転結起"
あらわすとしたらこんな感じ。読み手にとっては---------の部分がちょっと辛いかも。
バク転で「ほえぇ~」と思った後、結でちょっと油断したところにさりげなくかすめる起が衝撃。

映画で例えると、
バク転が
「え、え、え、ちょっと待って」ぐらいの勢いでどか~んと来たクライマックス
結が
エンドロール
最後の起が
エンドロールの跡に予想もなく訪れた本編につながるおまけ
(しかも次回作に続いてる臭いがむんむん)

という感じ。具体的に何が面白いかを書くと261ページ以降をまるバラしすることになるので、こんな抽象的な感想で勘弁してくださいといったところです。
ちなみにですね、最初の起と最後の起はしっかりリンクしてます。
このリンクの構成も素晴らしい。
私は読んでいて震えがきました。
電車の中で
「そうか、そうか。君はたどり着いたのだね!」
って言ってしまいましたとも。(すごい変人!ぎゃ~)

有名な指輪物語も、最初のホビットについての説明が長くて、そこからまた旅に出るまでがダラダラダラダラで、旅の仲間の3分の1を読んで、ようやく面白くなってきたぞ的な感じになるのですが、まさにそれに近いものがこの作品にもあるかも。
ただ、抑揚はそれなりにあるので、まったくつまらないというわけではないです。

仮称チャーリーがどこから来た何者であるのか、私は最後まで答えがみつけられませんでした。おそらくみつけられる人のほうが少ないのではないかなと思います。それぐらい、バク転部分は強烈でした。作品はいたって淡々と進むのですけれど。

そして最後の起が語るべく、この作品は続編である
「ガニメデの優しい巨人」
「巨人たちの星」
へと続くわけです。

昨日、書店に2冊まとめて取り寄せ依頼をしてしまいました。

5万年前に月で命尽きた仮称チャーリーが、どこから来た何者であるのか気になってしょうがない方は、是非とも本書でお確かめください。
シリーズものではありますが、「星を継ぐもの」はそれだけでそれなりに完結しているので、本書1冊だけでも(続編を読まなくても)楽しめることを追記しておきます。

SF好き、天文好き、理系の方々に読んでもらいたいな~と思います。
それぐらいよく出来ている作品でありました。
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[2007/02/08 23:11] 書籍 | TB(1) | CM(2)

ごめんなさい。

mino_rinさんごめんなさい。

星を継ぐ者…タイトルを見た瞬間に『とうとうmino_rinさんもガンダムに手を出したのかっ!』
と喜んだのですが、ちがいました(笑)
まぁSFは同じですが(笑)

この本も面白そうですね~。ガニメデは面白いって友人が言ってましたね。探してみよう!

ちなみに『星を継ぐ者』は『劇場版機動戦士Ζガンダム~星を継ぐ者~』と同じタイトル。

こちらも最高に面白いです(笑)
[2007/02/09 00:32] dj yohei [ 編集 ]

dj yohei 君>>でしょ~(笑)

ガンダムファンなら誰しも思うよね(笑)

だって、この本を取り寄せる時に書店で検索をかけたら、
ことごとくガンダムシリーズの「星を継ぐもの」しか出てこなくて、
絶版でもないのに、この本、登録されてないし(;-;)

第2弾、第3弾、書店に取りに行ってきたので、
早速読み始めますよ~!!
読んだらまたここにUPしますね^^

ガンダムも、見てみたいとは思うものの、
やっぱり最初から見ないとわからないよね?
ローカル局で最初から再放送してくれないかな・・・・。
[2007/02/12 01:37] mino_rin [ 編集 ]

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『星を継ぐもの』について

星を継ぐもの『星を継ぐもの』(ほしをつぐもの, 原題 ''Inherit the Stars'')はジェイムズ・P・ホーガンによるサイエンス・フィクション|SF小説。続編に「ガニメデの優しい巨人」、「巨人たちの星」「内なる宇宙」があり、まとめて「巨人たちの星シリーズ」とよばれている
[2007/02/13 03:26] URL 『小説なんでも大事典』
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