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この風にトライ 

この風にトライ
この風にトライ

著者:上岡伸雄
価格:1,680円(税込)
出版社:集英社


昨日、記載した大宮の図書館に返却した本です。なんだか連想ゲームみたいに日曜ネタが続いていますが・・・(笑)

難しい記述は一切なく、打てば心にスコーンと響く優しくてまっすぐな言葉達が綴られています。タイトルのように爽やかな話で、あっという間に読むことができます。
 
 
小学生高学年以上の全ての人におすすめします。
ラグビーって、スポーツってステキだなーって無条件に感じられます。
教育現場に必要なものは「緑の芝」なのかもしれません。

できちゃった結婚(今は「さずかり婚」って言わないと怒られちゃうのかしら?)で教師を辞職した阿部先生の後任でやってきた、主人公の治生(はるお)の6年1組の新しいクラス担任は熊のような大男。その名も「熊沢敦」。
大学を出たての新米教師のアッシー(生徒がつけた熊沢敦先生のあだ名)は、6年1組の生徒たちに、意気揚々とラグビーを教える。最初は嫌々やっていた生徒だったが―――


6年1組はいじめの問題や受験の問題など、ありがちな問題を抱えたどこにでもあるクラス。でも、アッシーこと熊沢先生はその問題と真正面からぶつかるんです。さすが大学時代にラグビー日本代表でFWだっただけあります(笑)
「いじめは先生が許さない。」
ってちゃんと自分の価値観を持って生徒と向き合える人なんです。

純粋な子供に理屈でものを言っても、所詮は「大人の体裁」になっちゃうんですよね。
でも、「オレが(私が)許さないからな!」って言われると、なぜか心にズシっときたりします。
男だ女だ、子供だ大人だじゃなくて、「人間としてどうあるべきなのか」を教えるんです。
それも、緑の芝の上でラグビーボールを持って。

スポーツは運動神経がいいものだけのためにあるのではなく、誰にでも平等に与えられていて、ちょっと頭を使えば、他人への思いやりがあれば、楽しむことができることを、それがチームワークなんだということを言葉じゃなくて体で教える・・・この"体感する"ってところがポイントなのです。「痛みは実際に体験したものでないとわからない」。

ラグビーの試合終了を「ノーサイド」と言いますが、敵側・味方側の「側(サイド)」がなくなって、一緒になって健闘を称えあう精神なのだそうです。
そして試合が終わったらキャプテンのところに集まり、

Three cheers for ~ (~は相手チームの名)

例えば、相手チームが「みのりんず」ってチームだとしたら(センスなくてごめんなさい)、
「スリー・チアーズ・フォー・みのりんず!!」
と、キャプテンが言って、続けて
「ヒップ」
声をかけ、そしたらみんなで
「ハイ」
と応える。
この"ヒップ"&"ハイ"を3回繰り返す。通してみると、
「スリー・チアーズ・フォー・みのりんず!!ヒップ!」
「ハイ!」
「ヒップ!」
「ハイ!」
「ヒップ!」
「ハイ!」
となるわけです。
子供じゃなくても気分がのりますよね。ビリー隊長の「ビクトリー!」効果のような感じで(笑)

最初こそ嫌々ラグビーボールを持っていた子供が徐々に変化していく過程には、道徳と同じぐらい「やってもやらなくても」な科目になりつつあるスポーツのチカラの結晶がキラキラとした輝きを放っていますので、ラグビーに興味がある方、ない方問わず、是非とも読んでもらいたいなーと心から願う1冊です。
 
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[2008/04/01 21:55] 書籍 | TB(0) | CM(0)

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