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空中ブランコ 

20050122092700.jpg

文芸春秋 2004-04-25出版
空中ブランコ(ISBN:4163228705)
著者  奥田英朗
¥1,300(税込)
(私が購入したPlam用電子書籍は¥840(税込))



2004年直木賞受賞作品です。

医学博士・伊良部一郎先生と患者の前で雑誌を広げつつタバコをふかすクールなFカップ看護婦マユミちゃんが、薬品臭漂う伊良部総合病院B1Fの神経科診療室へ訪れたおかしくも切ない悩める患者を「いらっしゃ~い」(きっと三枝師匠並に軽妙な調子だと思う)と迎えるところから物語りは始まります。

伊良部先生は「お馬鹿」なのか「天才」なのか・・・
とにかく100kgはある巨体、色白、馬鹿者に見えて只者ではない風貌と、まるで笑うセールスマンの喪黒福造に白衣を着せたようなイメージで、得意技は「ビタミン注射」(打つのはFカップ看護婦のマユミちゃんなんだけど・・・)。何故か訪れる患者は一癖も二癖もあるのに、伊良部先生ペースにどっぷりハマって気がつくと自分で自分の道(悩みの解決策)を見つけてるのです。

個人的には伊良部先生とマユミちゃんのコンビ&お茶目キャラが大好きですですが、それ以上に、結局悩める自分を救うのは最終的には他ならぬ自分自身ということを知ってか知らずか、「治療する」気は皆無なくせに、「首をつっこむ気(協力する気)」は満々な
伊良部先生の診療スタンスに癒されるような気がします。医学博士なのに「世の中なんて~なワケよ」とかはじめて訪れた患者がヤクザであろうがプロ野球選手であろうがタメ口。おまけに自己都合で超不定期休診。(マユミちゃんいわく「患者なんてきませんよ」だそうなので結果オーライ?)

テンポがよくて軽いので、待ち合わせの時、通勤電車の復路(疲れて乗る帰りの電車)でも余裕で読める1冊です。イマイチ物足りないかも・・・とも思うのですが、疲れた頭にはこれぐらい軽妙なほうがよろしいのかも?

飛べなくなってしまった空中ブランコのフライヤーや、先端恐怖症のヤクザさん、義父のカツラをとりさってしまいたい衝動が抑えられない医者など、伊良部先生とマユミちゃんに匹敵する強烈な患者キャラたちも登場するので、深く悩む人もそうでない人も、疲れている人も元気な人も時間と興味があったら開いてみてください。
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[2005/01/22 10:15] 書籍 | TB(1) | CM(0)

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空中ブランコ / 奥田 英朗 (著)

傑作『イン・ザ・プール』の続編。第131回直木賞受賞作品。 『イン・ザ・プール』ですっかり精神科医・伊良部のファンになってしまい、さっそく『空中ブランコ』を読みました。 このシリーズは本当にオススメです。本が嫌いな人も匁感覚で読めると思いますよ。 今回も5作の
[2005/02/02 18:20] URL 音楽と日々の日記 by edge-242
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